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デフレ下の金融政策:量的緩和政策の検証

量的緩和政策は理論的にポートフォリオ・リバランス経路を通じた効果について一定程度のものがあるとされ、また、量的緩和政策の期間をサンプルとした実証分析においても、量的緩和政策と経済活動との間に統計的に有意な関係を確認することができる。

長期国債のネットの買入額が 2004年以降、大きく減少していたこと、また、買入れた長期国債の平均残存期間が短期化し、さらに残存期間「1年超 3年以下」の長期国債が中心であったことを確認した。

つまり、日本銀行が行った量的緩和政策は、資産の買いオペはポートフォリオ・リバランス効果が発揮しにくい形で行われたため、日本経済に与えた影響は弱いものとなり、量的緩和政策の効果についてコンセンサスの形成が難しくなったものと推察される。

http://www.mof.go.jp/pri/research/discussion_paper/ron218.pdf