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均衡予算をやらなきゃいけない州・地方の政府は,連邦政府からの援助が途切れるとともに,支出と雇用を削減している――これが,経済全体の足を大きく引っ張っている.こうした支出削減がなかったら,支えのいらない経済成長の道筋にいまごろ乗っていたかもしれない.でも,現実には回復は続くかどうかの瀬戸際にある.

ヨーロッパ大陸では緊縮政策がイギリスと同様の影響をもたらしていて,多くの兆候から,今年は景気後退になりそうなのがみてとれる.ヨーロッパ大陸の間違った進路は,ぼくらにとっていい参考にできる.

この悲劇で腹立たしいのは,こんな悲劇はそもそも不必要だったって点だ.半世紀前には,どんな経済学者でも――あるいは,この点ではポール・サミュエルソンの教科書『経済学』を読んだ学部学生だって――不況期に緊縮策を打つのはすごい愚策だと言えてた.なのに,政策担当者や評論家ども,そして遺憾ながら多くの経済学者たちは,大部分は政治的な理由から,かつて知っていたことを忘れ去ることを選んでしまった.そして,彼らの意図的な健忘症の対価を,いま数百万人という労働者たちが払っている

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